永久脱毛法の中で最も効果のあるのは針脱毛ですが、この方法は激しい痛みを伴い、時間とお金がかかります。そのため現在では痛みを軽減し、時間とお金を節約できるレーザー脱毛法が主流となっています。ここで両者の違いを比較してみましょう。
レーザー脱毛と針脱毛は何が違うの?
針脱毛は毛穴一つ一つに通電し発毛組織にダメージ
針脱毛はレーザー脱毛が開発されるまでは、唯一の永久脱毛法でした。その方法は針を毛穴一つ一つに挿入して通電させ、発毛組織にダメージを与えることで毛が生えてこないようにするというもので、針と肌が接触するために通電による痛みが伴いました。
場合によっては通電による肌の火傷や色素沈着を引き起こすこともあり、扱いが非常に難しい施術方法です。現在では絶縁針脱毛という方法も開発されており、肌に直接触れる部分を絶縁させ、肌へのダメージを軽減することが可能となっています。
レーザー脱毛は何本かまとめてレーザー照射し発毛組織にダメージ
一方、レーザー脱毛は毛の黒色や茶色の色素に反応するレーザーを照射することで、熱量を発生させて発毛組織にダメージを与えます。針脱毛では毛を1本1本処置する必要がありますが、レーザー脱毛は何本かの毛にまとめてレーザーを照射するので時間を短縮できます。
痛みの違いは?
痛みは針脱毛に比べて少ないですが、全くないわけではありません。また、レーザー照射による肌の火傷の危険性もあります。さらにレーザー照射はメラニン色素を含む毛にしか効果がないので、白髪や金髪といった毛には使用できません。
それに比べて針脱毛は通電により熱量を発生させるので、毛の色に関係なく脱毛効果があります。痛みについては麻酔や絶縁針の使用などによって軽減できますので、レーザー脱毛の適用できない場合には有効と思われます。
ただし、針脱毛はレーザー脱毛に比べ、時間とお金がかかりますから、通常のメラニン色素を含む毛に関してはレーザー脱毛の方をお薦めします。
どちらを選択するにせよ、自己処理をせずに済む程度まで脱毛するには、1つの部位で最低5~6回の施術が必要ですから、長期にわたる定期的な通院を視野に入れておきましょう。